軌跡その1
あらすじ
バイクに乗り始め、どうしようもない理由でキャンプを始めた俺
ろくに調べもせず冬の標高の高いキャンプ場へ
翌朝待ち受けていたのは氷点下の雪キャンプだった
身体も心も傷だらけ、これがキャンプか?いやこれは修行でしかない…
もう二度とキャンプなんかやらないと心に固く刻むのであった…
…
そして迎えた次の春
そこには元気にキャンプをするアネーロ君の姿が!
たかがコケてボロボロになったぐらいであんな楽しいキャンプを辞めるワケがねえ!!
(高いキャンプ道具そろえたのにもったいないし)
そしてこの年の秋ごろにコンビニバイトのフリーターとして過ごしていた自分も就職が決定、仕事が始まる前にツーリングマップル片手に九州へ赴く。
気合を入れるため一眼レフも購入。
色々な人と出会い、様々な場所を走り、美味いメシを喰らい最高の日々であった
夜中泊まるキャンプ場が見つからず、店員さんに断ってから道の駅の芝生の上にテントを張って夜を越しこともあれば
同じ船に乗ったライダーと一緒に走った後、昼食を食べたり
道の駅で準備していたライダーとあそこがよかった、ここはいいよなどの情報交換
本当に楽しかった。
そして仕事が始まり、Y師匠は姫路から滋賀へ
お互いに社会人になってからはさすがにしょっちゅう走りに行くことはなかったが
それでも時間を見つけてはキャンプへ行ったり走りに行ったりの日々を過ごしていた
そして迎える冬
Y師匠は言い出す
「雪にリベンジしに行くぞ!!」
俺「はい!!!!!!!」(どういうことだ…?)
・
・・
・・・
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
雪はいいぞ(震え声)
もう本当にガチのマジでバイクで雪の上は走らねえ…!!!
そんなこともあれば
あくる日
Y師匠「仮面ライダーになるぞ!!!!」
俺「はい!!!!!!!」(どういうことだ…?)
マジで仮面ライダーじゃん…
そんなこともあれば
あくる金曜日
Y師匠「キャンプ行くぞ!!!!」
俺「はい!!!!!!!」(突発だけど普通のキャンプだな…)
ヒェッ(ガチビビリ)
この日の夜は中々眠れなかった
などなど本当にこの師匠は次から次へと面白いことを見つけては一緒に楽しんでくれるかなり魅力的な人である。
中学も高校も文化系の部活に入っていたインドア派の自分がこんなにアウトドア大好き人間になったのはこの人の影響が多分にあると感じている。
続く…